【外資戦略ファーム内定者】選考体験記①
今回は私がケース面接対策サポートをさせていただいた方の中で、外資戦略ファームの内定を勝ち取った方の「選考体験記」を紹介します。
具体的な対策方法や意識の持ち方など、これから受ける方のヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてください。
ケース面接対策にかけた期間・受けたファーム数
約10ヵ月、9社
ケース面接の対策方法
基本的に毎日ケース練習をするようにしていました。身近に転職活動を行う知人がいたので、対面でケースを行うことを重視していました(2~3日に1度は対面でケースをしていました)。その他、実際に戦略コンサルティングファームで働いている方にも定期的にケースの練習に付き合っていただく等、「実践」にこだわって対策しました。
ケース面接対策に使った本
波頭亮氏著の『戦略策定概論』は非常に役立ちました。
この本では、①戦略の定義、②分析のためのフレームワーク、③PMS(Product Market Strategy)の策定プロセス、④マーケティング戦略、⑤その他の機能別戦略(技術・生産・販売等)が説明されています。
中途採用のケースは、基本的にビジネスに絡んだもの(例えば、企業体の利益向上・市場規模の拡大等が論点のもの)が出題されるので、この本の特に③・④の部分の流れを押さえることが重要です。
また(ケース対策とは少し離れてしまうかもしれませんが)、同氏著の『思考・論理・分析』も「思考とは何か、思考プロセスは如何なるものか」というコンサルティング業務の土台となる基礎が学べて非常に有益です。
思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践
- 作者: 波頭亮
- 出版社/メーカー: 産能大出版部
- 発売日: 2004/07/15
- メディア: 単行本
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内定を勝ち取れたポイント
面接の度に内容を振り返り、次の面接に活かすことができたことがポイントであると思います。
毎回面接が終わるとすぐに、Wordで「面接ログ」を書き起こしていました。面接の流れと所感を書き、ケースの各プロセスで自分がどのように振る舞ったのかを振り返っていました。文書として残すことで、具体的かつ正確にセルフフィードバックができ、次の面接では同じ失敗をしないようになりました。
また、その文書を知り合いの戦略コンサルタントに共有し、レビューしていただいたりもしていました。
選考を終えての反省点
マインド面に関して、より自信を持ってケース面接に取り組めたらより良かったのではないかと思います。
同じ説明をするにも、自信なさげに説明してしまうと、面接官の共感や納得を引き出せず、評価が悪くなることがあります。
もちろん、面接官は実務をこなしているコンサルタントなので、萎縮してしまうのもわかりますが、面接官は敵ではなく「ディスカッションパートナー」ですので、自信を持って前向きにディスカッションに臨んだ方が良いです。私は転職活動の後半から自信を持って発言するようになり、選考通過率が高まりました。
これから受ける方へのアドバイス
所謂「戦略ファーム」と呼ばれる企業は数が少なく、かつ選考難易度も非常に高いです。しかし、徹底的に選考の対策をすれば内定は獲得可能です。どうせ入社後は嫌でもハードワークすることになるので、(適正を測る意味でも)選考対策を徹底的にやり込みましょう。
この方は、私も含めてうまく周りの経験者を巻き込みながら、常に実践を意識して丁寧に対策されたことが大きな勝因だったように思います。
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