ケース面接で知っておくよい数字
twitterで以下のような「フェルミ推定で覚えておきたい数値」というのが出回ってました。
フェルミ推定で覚えておくべき数値って知ってる?
— キャリアパーク【公式】 (@careerparkpub) June 20, 2019
日本編と世界編を準備したので確認してみてね! pic.twitter.com/RCPodiPX4K
必須ではありませんが、確かに正確な数字でなくてもある程度の「数字感」を持っておくとケースはやりやすくなります。
twitterで紹介されているものだと、
・日本の人口:約1.2億人
・世帯数:人口の半分よりちょっと少なくて約5,000万世帯(うち、単身世帯は2,000万くらい)
・学校数:小学校2万→中学校1万→高校5千、と半減していく
などは知っておくと便利です。
これ以外だと、マクロな数字としては日本の面積38万㎢は面積から計算する問題用に押さえておくとよいでしょう。
あとは、ケースでは市場規模を算出した後に「それって大きいと思う?小さいと思う?」と聞かれることがありますが、この質問に対する対策用に市場規模の感覚を数字で掴んでおくといいと思います。
以下の市場規模マップを時間あるときに眺めてみるのがオススメです。
いくつか抜き出してみます。
・ドラッグストア:5兆円
・ビール:2兆円
・牛乳:6,000億円
・アイスクリーム:5,000億円
・インスタントコーヒー:1,800億円(コンビニーコーヒーも1,800億くらい)
・自転車:1,300億円
・フットサル:400億円
・家庭用マスク:300億円
・蚊取り線香:110億円
・ロボット掃除機:100億円
・犬用の歯磨きガム:50億円
※資料によって差はあるので、あくまで参考
牛乳とかマスに行きわたっている商材だと5,000億円レベルなんだなぁ(チョコレートも5,500億くらいあります)とか、犬用の歯磨きガムみたいなニッチ商材でも50億はあるんだとか、見ているといろいろ面白いです。
こういうのを多少知っておくと、フェルミで自分が計算した数字が「ちょっと小さすぎるかな」とか、そういう感覚が養われてきます。
市場規模以外だと、主要チェーンの1店舗×1日あたりの売上の規模感もなんとなく知っておいてもいいかもしれません。
・ビックカメラ:3,500万円くらい
・ニトリ:300万円くらい
・ABCマート:50万円くらい
・スタバ:30万円くらい
・マック:かなりいい店舗で50万円
・ファミレス:30~40万円くらい
・すき屋など牛丼:20万円くらい
・ココ壱:10万円くらい
こちらの記事が参考になります。
ちなみに、こういうリアル店舗を題材にしたケースの場合、限界利益率であるとか、損益分岐点であるとか、会計の話が絡んできますが、このあたりが怪しい方は以下の本の一読をオススメします。馴染みの薄い会計ワードを肌感覚でとらえるのに非常に適した本です。
最後に、ケースだとあまり出てこないですが、より経営に近い部分の数字だと、以下の経営指標のだいたい平均値もコンサルに入る上では覚えておいてよいと思います。
これらは以下の本で紹介されています。ケース対策の範疇からは外れますが、ファイナンスの全体像を掴むのに非常によくできた本なので、余力のある方は読んでみるのもよいかと思います。
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