戦略コンサル敗戦記

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BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)選考対策②

BCGの選考対策のアップデートです。


以前の記事で、WEBテスト後の1次面接は「論文&1問1答式面接」と書きましたが、最近、この形式が廃止になったらしく、1次面接から通常のケース面接(+論文)となるようです。

1問1答式はかなり対策が難しかったので、廃止になってラッキーですね。(私含めてこの形式で受けた人からすると、なんだよ!という気もしますが。。。)

1次のケースの題材としては、趣味に絡めたケースの場合が多いようです。
「趣味は何ですか」→「ゴルフです」→「では、日本にあるゴルフクラブの本数を出してみてください」といった形です。

BCGに限らずですが、「趣味は何ですか」の問いに対して、「サッカーです」「野球です」といったあまりにメジャーな趣味を答えると、多少捻ったケースになる場合が多いようです。

シンプルに「サッカーの市場規模は?」ではなく、「日本にあるサッカーゴールの数は?」といったような。

なので、スポーツの場合はややマイナーなイメージの競技の方がお題がシンプルになりやすいのでオススメですね。

私の場合は、剣道や柔道など武道系で答えるようにしていました(結果的に、転職期間通して3~4回くらい剣道の市場規模を求めました)。

2次面接では、何かしら資料(売上や市場規模の推移とか、競合との比較のデータなど)が渡されて、それをもとにしたケース面接の場合が多いです。

具体的な問題例についてはエージェントの過去問等を見てもらえばいいですが、過去には以下のような題材が出題されています(データの詳細は省略)。

【出題例①】
ドラッグストア業界市場に関する市場分析および施策提案


【出題例②】
文房具市場に数十年前に参入したグローバル文具メーカーが近年売上低迷中、売上向上のためには何をすればよいか


【出題例③】
近年売上が苦戦しているスターバックスコーヒーの売上向上策


【出題例④】
営業赤字のエレベータメーカーの売上改善のための打ち手


【出題例⑤】
赤字の美容室が利益を出すための打ち手


【出題例⑥】
オフィス用コピー機メーカー2社の勝ち組・負け組の理由の分析


【出題例⑦】
最寄りのコンビニの一日の売上げとオーナーの手取りを算出

過去に出された題材が、多少設定を変えて出題されることもあるようなので、過去問をある程度しっかり見ておくことは重要ですね。

3次面接以降の面接回数や人によって違うようですが、2次面接同様の面接を課されることも多いようです。

1次面接については通常のケース対策を普通にやっていれば十分だと思いますが、2次面接以降の資料型のケースについては工夫が必要だと思います。

あまりこういう形式の問題が多く出回っていないので、実際の過去問や近い形式の問題が入っている本(この本など)を題材にエージェントなど、実際に練習相手を立てて対策がオススメです。

加えて、私がやった中で割と対策としてよかったのは大前研一の「もしもあなたが『最高責任者』ならばどうするか?」のシリーズをやることです。

 様々な業界の企業について自分がCEOだったらどうするか、という問いを考えるという形式の書籍です。

ケース対策の問題集ではありませんが、データをもとに、課題をどう設定し、その課題解決のために打ち手の方向性をどうするか、というまさにケースで求められる思考プロセスを実戦的な題材を用いて訓練することができます。

参考解答の質に多少バラツキがあるのがマイナスポイントですが、ケース対策としてみれば非常に学びは多く、様々な会社・市場について知識を増やせるので活用価値は大きいです。

個別に購入しなくても、Amazonの読み放題で全巻読めるので、短期集中で一気に取り組むのもよいと思います。

 

また、ケース対策ではありませんが、最近のBCGの動きを知る上で以下の書籍は目を通しておくといいでしょう。

BCGがデジタル領域において扱っているテーマや内容についてイメージを持つことができると思います。
面接の逆質問のネタにも使えそうです。

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