戦略コンサル敗戦記

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アクセンチュア・ストラテジー選考対策

アクセンチュアの選考はオーソドックスなケース面接となっています。

ケースの前に前職の経験や志望理由など一通りのことは聞かれますが、あまり厳しく深掘りされるということはありません。

ケースについても紙に前提条件や設問がまとめられており、考える時間も10~15分ほど与えられるので、他のファームのスピード感になれていれば易しく感じるレベルです。

ケースの題材については、通常設問が3問ほどあり、順に「市場規模の推定」「市場拡大の打ち手」などを考えていく流れになっていますが、「3問目の設問は無視していい」などの指示が出る場合もあり、面接官によって違います。

回答の上ではまずは売上を構成要素に細かく分解、各要素について向上あるいは削減するにはどういう打ち手が想定できるかを考えた上で、売上へのインパクトが大きそうな打ち手を示す、という流れになります。

受けてみて一番大事だと感じたのは明らかに最初の「構成要素への分解」の部分です。ここをどこまで細かくできるかによって打ち手の粒度が決まってくるので、ここに一番時間をかけて考えるべきでしょう。この分解が粗々だと、「他にないのか?」「こういう打ち手はどこに位置づけられるの?」といったツッコミに苦しむことになります。

逆に、ここさえある程度網羅的にできていれば、打ち手の評価の部分は面接官とディスカッションしながら詰めていけばよいので、かなりやりやすくなると思います。

出題例としては以下のようなものがあります。

【出題例①】

新潟の小さな観光船の会社のオーナーだと仮定。本島から沖合の島の間で観光船を運行している会社で、近年売上が伸び悩んでいる。

  1. 売上がどのような要素から構成されるか分解せよ
  2. 売上を拡大するための打ち手を述べよ

【出題例②】

港区で展開するバイク便の会社だと仮定。

  1. 売上がどのような要素から構成されるか分解せよ
  2. 売上を拡大するための打ち手を述べよ

ケース後にはかなり長めに質疑応答の時間が設けられています。選考に直結することはないでしょうが、あまりに質問がないと志望度が低いのかとも思われかねないので、ある程度聞くことを事前に考えておくといいでしょう。

 

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